治療と日常

🌼 治療と日常 〜がんと生きる、わたしらしく〜

乳がんと診断されてからの毎日は、大きく変わりました。
全摘手術、リンパ節の摘出、そしてホルモン治療。
今も、毎日の服薬と半年ごとの注射が続いています。
副作用で更年期のような症状もあり、戸惑いもありました。

でも今は「自分に優しく、無理をしない暮らし」が、少しずつ身についてきたように思います。

🌿 ストレスをためない工夫

  • ひとりで頑張らず、気持ちをため込まない
  • 「今日はできなかった」より「今日はこれだけできた」と受け止める
  • 家族や友人、誰かと話すことで心の流れを整える

🏃‍♀️ 運動と体力の維持

  • 朝や夕方に歩く時間を確保する
  • 気分転換も兼ねて自転車に乗る
  • 小さな運動でも「続けること」を大切に

体を動かすことで気持ちもリフレッシュされ、「今日も元気だった」と思える瞬間が増えました。

🥗 食事の習慣

  • 生野菜のジュースを定期的に取り入れ、内側から整える
  • 食べすぎない・添加物を避ける・素材を生かす
  • 「我慢」より「選ぶ」感覚で楽しむ

😴 睡眠を整える

  • 早寝早起きを習慣に
  • 寝る前にスマホを見ない
  • 深く休むことで、翌朝の気持ちの持ち方が変わることを実感

👨‍👩‍👧 家族との向き合い方

  • 「不安」「疲れた」も、何でも話すことを怠らない
  • ひとりで抱えず、共有することで気持ちが軽くなる
  • 家族との日常の中に、ささやかな安心を見つける

💼 仕事との付き合い方

  • 職場のパートナーには病気のことを正直に伝える
  • 理解してもらうことで、無理なく働ける環境をつくる
  • 「自分にしかできない働き方」を模索中です

🌟 がんを経験して、変わったこと

がんになったことは、できることなら避けたかった出来事かもしれません。
でも、振り返ってみると、この経験が私を変えてくれたとも思います。

以前はどこかだらしなく、自分の体や心に向き合う余裕もありませんでした。
今では、規則正しい生活を送りながら、心もずいぶんと大人になれたように感じています。

何よりも、「生きている」ということに、毎日自然と感謝できるようになりました。
朝の空気が気持ちいいと感じたり、ごはんがおいしいと感じたり――そんな当たり前が、すごく嬉しい。

再発しないために、できることをひとつひとつ丁寧に。
それを積み重ねていくことで、体の内側も心も、ゆっくりと変わっていったのです。

手術から2年半。再発は今のところありません。
がんになってからのほうが、生きていて「楽しい」と思えることが増えました。

本当はならないのが一番だけれど、なってみて気づけた「今の自分」には感謝しています。

🌈 あなたへ

病気が生活のすべてではありません。
でも、病気をきっかけに「本当の自分らしさ」に気づけることもあります。
ゆっくり、穏やかに。
同じように歩いている誰かと、いつかつながることができたら嬉しいです。